がん診療・治療

statement
Community Oncology
—地域でがん治療に向き合うー

家族が「がん」と診断されたら、
きっと先が見えない不安に、大きな戸惑いを感じるでしょう。
そんな時、相談ができる病院が近くにあれば、不安が小さくなるはず…
当院は、「Community Oncology」を掲げます。
地域の「かかりつけ医」として、がん患者さまやご家族とともに、
がんの不安と向き合います。

地域でがんを診る、コミュニティ・オンコロジーとは?

地域でがんを診る、コミュニティ・オンコロジーとは?

当院には、腫瘍内科(がん専門内科)のドクターが4名(※)おります。
がんに関するあらゆる不安の相談役になることも、地域の「かかりつけ医」である私たちの役目だと思っています。そこで当院は「コミュニティ・オンコロジー」をスローガンに掲げ、患者さまやご家族とともに、がんと向き合う地域の病院をめざします。
「コミュニティ・オンコロジー」を実現するために、3つのプライオリティを大切にします。
※非常勤医師を含みます

1つ目は、がんやがんが疑われる病気をいち早く見い出すことです。当院では、がん検診として検診が有効な5大がんのうち、肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん検診と精密検査を行っています。
特に、当院は戸田市内では希少な「乳がん検診」ができる医療機関です。女性技師による検診を行っており、受診者の方から「検査そのものへの不安感が少ない」との声をいただいています。
がんが見つかることはとても不安で怖いですが、もし’がん’が見つかった場合でも、その後の治療に必要な検査を速やかに実施し、手術や放射線治療や抗がん剤などのがん治療を効果的に行えるように、腫瘍内科の専門医が所属していた国立がんセンターやがん研有明病院などの専門病院との連携をコーディネートしていきますので安心です。
また、長い期間、だるさや熱、体重減少や体の痛みなどが続いている…。こんな症状の方を診察すると、進行しているがんが見つかる場合があります。しかし、検査をしてもどこから発生した’がん’なのかわからないことがしばしばあり、これらを原発不明がん(腫瘍)と呼んでいます。「’がん’だけれども診断がつかない」「診断がつかなくて困っている」ケースは原発不明がんに該当することも多く、この場合は腫瘍内科の専門医を中心にして診断や治療を行うことが効果的です。この場合も専門病院と協力して速やかに診断し適切な治療が受けられるように全力でサポートしていきます。
お困りの方がいらっしゃれば、悩まれる前にまずはご相談ください。

2つ目は、「国内の標準的ながん治療」を皆さまの徒歩圏内で提供することです。がん治療での手術や放射線治療は、特殊な技術や装置を要するため、専門病院で診療を受けることをお勧めします。
しかし、抗がん剤治療などの薬物治療は長期間にわたることから、専門病院と地元の病院で役割分担をしながら治療を行っていきます。生活の場から距離の離れている病院に、長い間頻繁に通院するのはとても負担になりますし、急いで診療を受ける必要が生じた場合に、すぐに遠方の専門病院に行くのが難しい場合があります。
そんな時に頼りになるのが地元の病院で、専門病院でも地元にかかりつけの病院をつくっておくことを推奨しています。特に、当院では腫瘍内科の専門医が常駐していることから、がんの薬物療法や副作用の対応が可能なので安心できます。もちろん、何の病気か何の治療をやっているのかわからないと診療に支障がありますので、専門病院と情報共有をした上で対応させていただいています。
また、がんは一般的に高齢の方に発生することが知られています。そのため、多くの合併症を抱えていたり、足腰が弱ってしまっていて遠方に通院するのが難しい患者さまがたくさんいらっしゃいます。その場合でも、皆さまの生活圏にある当院で、国内の標準的ながん治療を提供いたします。歩いて行ける病院であれば、治療中に困ったことがあってもいつでも行けるので安心ですよね。

3つ目は、がんの治療を終えたがん患者さまを継続的に見守っていくことです。
がんとの付き合いは、がんと診断された時に始まり、がんの治療を受けているとき、そしてがんの治療を終えてから生涯を通して続きます。このため、がん患者さまは、がんが体の中にあるなしに関わらず、がんやそれに関わる健康状態および心理・社会的問題に向き合っていくことになります。このようにがんと向き合っている患者さまのことをCancer Survivor(がんサバイバー)と呼び、生活していく上で直面する問題をご家族や医療者と共に乗りこえていく経験やそのためのサポートを総称してCancer Survivorship(がんサバイバーシップ)と言います。
例えば、がんを手術した方は、「がんを取ってしまえば治ってるから、別にそんな難しいこと考えなくてもいいかも」と思うかもしれません。もちろん、がん治療は時代とともに進歩していますので、治る確率も高まっている訳ですが、せっかく長生きできるようになっても、がんやがんの治療に伴う長期にわたる副作用で健康や生活の質を損ねてしまうのはもったいないですよね。最近の研究では、がんサバイバーの方が抱えている健康や心理・社会的な問題がいくつもあることがわかってきました。そのため、がんサバイバーの方に、生涯にわたりケアを提供していくことが必要と考えられています。
がんサバイバーシップのための重要なケアの4つには、予防(がんの再発、新しいがんの発症、合併症の発生などの予防)、経過観察(定期的ながんの進行、再発、二次発がんのチェックや健康・心理状態のチェック)、治療(がんに伴う身体的、心理的な病態に体する治療)、連携(がんサバイバーが抱える健康上の問題を解決するために専門家と連携する)などがあげられています。
近年、がん治療の成績向上により、がんサバイバーの方の人数が大幅に増加しており、さらに対応が必要な問題も複雑かつ増加していることから、がん専門医と地域のプライマリ・ケア医が役割分担をしながら、がんサバイバーシップのケアを行うことが重要であると考えられています。しかし、プライマリ・ケアを行っているがん診療に詳しいドクターを見つけるのは日本ではとても難しい状況です。私たち公平病院の腫瘍内科の専門医は、プライマリ・ケアを主体とした診療を行っていますので、がんサバイバーの方の健康上のあらゆる問題に対応していくのに適しています。
私たちは、がんの専門医であるからこそ、がん治療の大変さをよくわかっており、せっかく治療を乗り越えた患者さまに健康や生活を損ねることがないように、サバイバーシップケアを通して支えていきたいと思っています。がんサバイバーの方が一般的な病気にかかった時も安心して診療が受けられ、難しい疾病を抱えた状態でも、病院を変えることなくワン・ストップの医療を提供します。
当院でのがんサバイバーシップケアをご希望の方は、お気軽にご相談ください。経験豊富な腫瘍内科の専門医が、皆さまの問題を一緒に考えてまいります。

緩和ケアとともに、住み慣れた土地でがんと向き合う

緩和ケアとともに、住み慣れた土地でがんと向き合う

がんの治療方法に、「緩和ケア」があります。がんが原因で起こる、身体的な痛みや精神的な痛みといった、あらゆる苦痛を和らげるケア方法です。日本には、この緩和ケアの専門医が少なく、その数はアメリカの十分の一とも言われています。
当院には、緩和ケアおよび抗がん剤治療の専門医が数名、在籍しております。専門医のプロフェッショナルな経験とスキルをいかし、地域にいながらにして国内の標準的なレベルのがん緩和ケアが受けられるのが、当院の特徴です。
加えて、看護師や薬剤師といったヘルスケアプロフェッショナルのスタッフと連携しながら、より高いレベルの緩和ケアを提供します。
住み慣れた地域で、ご家族とともに安心して療養ができる環境づくりに努めます。また、戸田市はホスピスも少なく、がん患者さまを受け入れる病床数が不足しています。
当院では、がん患者さまが救急で搬送されても、その後も病院を変えることなく安心して治療を継続していただけます。がん専門医をはじめとする医療チームが一丸となり、がん患者さまとそのご家族を心身ともに支えたいと思っています。

さらに、がんの緩和ケアで培った医療技術を、非がんの患者さまへも同時に提供していきます。
非がんとは、心不全やたばこによるCOPD(慢性閉塞肺疾患)などの進行性の疾患のこと。これらの疾患で入院が必要になったときは、緩和ケアで患者さまの入院生活の質を改善するように尽くします。

腫瘍内科・緩和ケア内科について

当院では、2007年より一般病棟での緩和ケアを開始しました。
2010年から腫瘍内科・緩和ケア内科を診療科目としてがん診療を行っております。
現在の診療体制は主治医チームとして国立がん研究センターやがん研有明病院で長年診療に携わってきた経験豊かな腫瘍内科医(公平誠、上田)を中心に、循環器内科・神経内科・糖尿病内科・整形外科のサポートで行っております。
合併症を持つ場合でも、固形がんから血液がんまでがんの種類に関わらず診療を行っております。
戸田市近隣(戸田市内・蕨市・さいたま市・川口市・和光市・北区・板橋区)の病院をお探しの場合はご相談ください。

診療内容
  • がん診療一般(がん相談・救急対応)
  • 外来化学療法(4床)および入院での化学療法
  • 他院治療中のフォロー(血液検査・CT・MRI・MMG・支持療法)
  • 緩和ケア
対象疾患
  • 血液腫瘍(悪性リンパ腫・白血病・骨髄腫)
  • 固形腫瘍(大腸・胃・肝胆膵・肺・頭頚部・子宮・卵巣・泌尿器・乳腺・原発不明癌・肉腫)
腫瘍内科としての取り組み

地域の患者さまのための抗癌剤治療

外来での診療
  • 一般診療(初診・相談外来)
  • 外来化学療法(4床)
  • 他院治療中の患者さまのフォローアップ
入院での診療
  • 入院での化学療法
  • 他院治療中の患者さまの救急受け入れ
    (事前に要受診)
緩和ケアとしての取り組み

緩和ケアチーム(医師・薬剤師・看護師)による最新の症状マネジメントの導入

  • 中心静脈ポートの増設
  • 在宅IVH管理
  • PCAを用いた各種麻薬注射
  • 救急対応
  • 体液貯留管理
主な連携医療機関
  • がん研有明病院
  • 国立がん研究センター 中央病院
  • 東京大学医学部付属病院 など
0484213030

公平病院は、24時間体制の救急医療に対応しています。
当院は地域の二次救急病院に指定されており、他の医療機関と
連携・役割分担を図りながら、救急医療を行っています。
※救急外来での診療を希望される方は、事前にご連絡ください。

診療時間
9:00 - 13:00
13:00 - 19:00
外来診療時間
平日 9:00 - 13:00/13:00 - 19:00 
土曜 9:00 - 13:00
受付時間
平日 8:30 - 18:45 
土曜 8:30 - 12:30
休診
土曜午後・日曜・祝祭日

※各診療科によって診療時間が異なりますので、詳しくは担当医表をご覧ください。

内科/外科/消化器内科/消化器外科/整形外科/循環器内科/
糖尿病内科/腫瘍内科/緩和ケア内科/神経内科/放射線科/
乳腺外科

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