2020.02. 4

がんとスポーツについて【5回目】

こんにちは、公平病院 腫瘍内科です。
今回は「がんとスポーツについて」の5回目として、がんサバイバーの方のリンパ浮腫と運動との関係についてガイドラインを通して解説していきたいと思います。

1)リンパ浮腫への影響
リンパ浮腫とは、「リンパ浮腫とは、がんの治療部位に近い腕や脚などの皮膚の下に、リンパ管内に回収されなかった、リンパ液がたまってむくんだ状態のことをいいます
詳しいリンパ浮腫については
以下、国立がん研究センターHPをご参照ください
https://ganjoho.jp/public/support/condition/lymphedema/ld01.html

乳がんや子宮がん、卵巣がん、前立腺がんなどの治療で手や足の浮腫がでてきてしまって日常生活に支障が出る場合があります。

リンパ浮腫については、歴史的にリンパ浮腫がある場合には悪化させないように運動を控えるように指導されることが多かったとされています。
しかしながら、がんの治療を終えた患者さんやがんサバイバーの方にとってはできれば運動もしていきたいですね。

ガイドラインでは、トレーナーなどの指導者のいる中で「はじめは低負荷でゆっくりと」筋トレすることはリンパ浮腫であっても安全に実施できるとされています。(ただし、乳がん患者さんで指導者がいない中で自分で行う筋トレ等が安全かどうかについては立証されていません)

一方、有酸素運動については十分な科学的な証拠は得られていませんが、これまでの研究を通して有酸素運動によってリンパ浮腫に伴う有害とされるエピソードが増えるという結果は得られていません。

上記からすると、リンパ浮腫の患者さんであっても筋トレについてはジムなどのトレーナーの下で行い、有酸素については確定的ではありませんが比較的安全にできそうです。

次回は、がん患者さんの運動前の注意点ついてお伝えしたいと思います。

参考文献:
Campbell KL, Winters-Stone KM, Wiskemann J et al. Exercise Guidelines for Cancer Survivors: Consensus Statement from International Multidisciplinary Roundtable. Med Sci Sports Exerc. 2019 Nov;51(11):2375-2390.

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