2020.05.19

臨床雑誌「内科」5月号についてご案内です

当院病院長 公平 誠 医師の連載記事「プライマリーケア医のがん診かた」が臨床雑誌「内科」5月号に掲載されました。

今回のテーマはがん患者さんの骨の健康(bone health)です。
がんと骨?と思う方も多いかもしれません。実はがんは骨転移や骨から発生するがんである骨肉腫などの病気で骨に関係しています。また、がん自体やがんの治療によって骨密度が低下していき知らないうちに骨が弱くなっていることもあります。

骨の健康という言い方をすると、どこか他人事のように聞こえますが
筋肉や骨を健康に保っていくことは健康寿命を伸ばす上でもとても重要なことです。
近年、ロコモティブ症候群(ロコモ)という言葉が使われるようになりました。
ロコモティブ症候群とは、運動器の障害による移動機能の低下した状態を示す言葉として2007年に日本整形外科学会より発表されました。がん患者さんでは高齢化のみならずがん自体や治療による運動器の問題によるロコモティブ症候群(最近ではがんロコモなど呼称されることもある)が発生する場合があります。その中でも骨に関していえば、加齢に加えてがんの場合にはがん自体・炎症・がん治療によって骨量減少が起きやすく、骨量減少に伴う骨折リスクを増加します。特に、乳がんや前立腺がんではがん治療による骨量減少は重要な問題になっています。

乳がんや前立腺がんの患者さんの場合には、治療でホルモン療法が用いられます。実は、女性ホルモンや男性ホルモンは骨を作るのに関係しているためがん治療としてのホルモン療法を実施することで骨が弱くなってしまいます。

そのため、特に乳がんや前立腺がんの治療中または治療後の方は骨密度を計測していて自分の骨が弱くなっていないかどうかを確認しておきましょう。

がん患者さんで骨を健康に保つ方法として
1)薬を用いない方法
・栄養:十分なカルシウムとビタミンDの摂取
    栄養に関しては当院でご相談できます。    
・運動:転倒による骨折を予防する目的で、バランストレーニング、
    柔軟トレーニング(可動域を増やす運動やストレッチなど)、
    持久系トレーニング、筋力トレーニング
    などを組み合わせて行うことが推奨されます。
    歩行やバランスなどに問題がある患者さま
    の場合にはリハビリテーションの提供が必要とされます。
・その他:禁煙と節酒

公平だより+骨の健康.jpg

2)薬を用いる方法
日本では表に示すような骨粗しょう症の薬が用いられます。
本邦で使用できる骨粗しょう症薬.jpg
当院の骨粗しょう症の関連記事も合わせてお読みください。

1) 骨粗鬆症デー 第1回「骨粗鬆症の病態について」
https://kodaira.life/letter/nurse/1-5.php

2) 骨粗鬆症デー 第2回「食事療法、運動療法について」
https://kodaira.life/letter/nutritionist/post-158.php

3) 骨粗鬆症デー 第3回「薬物療法について」
https://kodaira.life/letter/pharmacist/post-167.php

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