2019.07.23

Cancer Board Square 7月号のご案内です。

当院病院長 公平 誠 医師の連載記事「Medical Oncology 2.0」が
Cancer Board Square 7月号に掲載されました。
今回は、「不確実性の高いエビデンスの乏しいがんを診る技術」として
希少がんを診るときのポイントについて解説しています。


希少がんというのは、胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮がんなどのいわゆる5大がんというわれる比較的患者さんの人数が多いがんと異なり、非常に患者さんの数が少ないがんのことを指しています。
希少がん自体の定義は世界的にコンセンサスがとれているものはないのですが、概ね10万人に6人未満の罹患率が希少がんの基準とするのが日本・欧州などで用いられています。


病院長の公平医師は、国立がん研究センター中央病院勤務時代に、希少がんセンターの立ち上げメンバーとして創立以来センター内の腫瘍内科担当として勤務していました。全国から多くの希少がんの患者さんの診療や相談などに従事し年間に600人ほどの新規の希少がんの患者さんの診療を行っていました。その診療を通して習得した知識や経験は非常に貴重であり、現在も全国のがん専門医とネットワークを通して共有しています。


なぜ、希少がんの診療が難しいというと、
1) 疾患自体への知識・経験値の不足
2) 科学的エビデンスの乏しさ
などが診療上の障壁になります。


というのも、図1にあげるように治療目標や治療方針を決定するうえで、
腫瘍に関する情報(腫瘍の特性)を理解することはとても重要なのですが、希少がんの場合にはその情報が少なかったり、信頼性が低い場合が多いからなのです。

図1、軟部肉腫に対する患者毎の治療戦略
公平だより+図1+2019年7月23日.jpg


しかし、そうはいっても患者さんへの診療は待ったなしですので、情報が質や量が少ない中でも最善の選択肢をとれるように意思決定を行っていきます。
それを「不確実下の意思決定」と呼んでいます。


不確実下の診療をどのようにやっていくかについては確立されたやり方はなく、教科書などもありません。
むしろ、十分な情報があるような一般的ながん診療に十分習熟することで、その手法を可能な限り応用していきます。そして、不確実性に対応するために最善〜最悪のシナリオまでを想定しながら「最悪を最小化し最善を達成する」ように対策や準備を怠らないことが大切です。詳しくは本文を参考にしていただければと思います。


当院で行うことのできる希少がんの診療は限られていますが、これまでの経験や蓄積された情報を活かして可能な範囲でご相談など対応いたします。
希少がんでお困りの場合には当院腫瘍内科(担当:腫瘍内科 公平医師)までご相談ください。


希少がんセンターへのリンク
国立がん研究センター中央病院 希少がんセンター
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/index.html


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