2019.10.10

骨粗鬆症デー 第1回「骨粗鬆症の病態について」

骨粗鬆症デー 第1回「骨粗鬆症の病態について」



皆さまこんにちは。


骨粗鬆症デーに合わせ、3回にわたって骨粗鬆症の病態や予防・治療法についてお話していきます。



イベントの詳細はこちら↓


https://kodaira.life/letter/pharmacist/post-155.php



それでは第1回「骨粗鬆症の病態について」をお話ししていきます。



【なぜ骨粗鬆症の予防と治療が必要なのでしょうか?】


骨粗鬆症になると骨折しやすくなります。そして骨折は要介護となる原因の第3位です。


また、疼痛や変形により生活の質(QOL)や日常の活動性(ADL)を低下させます。


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骨粗鬆症財団HPより引用



【骨の強さとは】


骨の強さは「骨密度」と「骨質」で決まります。


骨密度にはカルシウムなどのミネラルが大切です。


骨質にはコラーゲンなどのタンパク質が大切です。


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骨粗鬆症財団HPより引用



【骨は毎日作り替えられている】


骨は丈夫な状態を保つために破骨細胞と骨芽細胞が少しずつ骨を壊して新しい骨に作り直すリモデリングという作業を毎日行っています。


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AstellasHPより出典・改変



【骨粗鬆症とは?】


・何らかの原因によりリモデリングのバランスが崩れ、骨量が減少することによって起こります。


・骨質の低下も骨粗鬆症の原因となります。



また、以下の2種類に分類されます。


原発性骨粗鬆症:遺伝や加齢、生活習慣などが関係して起こる


続発性骨粗鬆症:病気や薬、栄養障害など


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正常な背骨の断面図         骨粗鬆症の背骨の断面図


骨粗鬆症財団HPより引用



【骨粗鬆症になりやすい要因は】


①加齢


80歳代では女性のほぼ半数、男性の2~3割が骨粗鬆症にかかっていると言われています。


②栄養不足


カルシウム、タンパク質、ビタミンD、ビタミンKなどの栄養が不足すると骨量は減りやすくなります。


③運動不足、喫煙、飲酒


運動不足になると骨への刺激が減り、骨量が低下します。


喫煙、過度のアルコール摂取も骨粗鬆症の危険因子と考えられています。


④病気や薬


クッシング症候群や糖尿病、ステロイド薬など。


⑤遺伝、体質


痩せ型の方、家族が骨粗鬆症の方は危険性が高いと言われています。



【骨粗鬆症の診断と進め方】


・問診と身体の診察


 骨粗鬆症に関連した骨折や危険因子の把握,骨粗鬆症と鑑別すべき疾患の情報を得ることが目的です。


・画像診断


 レントゲン写真を撮り骨折や骨の変形の有無を確認します。


・血液・尿検査


 骨代謝マーカーという検査により、骨の新陳代謝の速度を知ることができます。


・骨評価 骨密度測定


 ・DXA(デキサ)法 2種類のX線を使って測定します。当院ではこのDXA法で測定を行います。



【骨粗鬆症の診断基準】


1 背骨や足のつけねが、立った姿勢からの転倒や、それよりも弱い力で骨折してしまう。(脆弱性骨折と言います)


2 1以外の骨が脆弱性骨折してしまう、かつ、若い人の骨密度の平均値(YAM)と比べ80%未満の時。


3 YAMの70%以下の時または骨密度がYAMの標準偏差の2.5倍低いとき骨粗鬆症と診断されます。


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(日本骨粗鬆症学会 骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン 2015年版 より)



【骨密度測定】


当院ではx線を用いたDXA法で測定しています。


装置に非利き腕(利き腕ではない腕)を入れて測定します。約15秒で測定が終了し、計測結果が表示されます。


 



【骨粗鬆症の自覚症状】


自覚症状で多いのは腰痛で、腰痛が出ると骨は徐々に折れていきます。


自覚症状が出る前に骨粗鬆症を予防することが大切です。


また定期的に骨密度を測定しておくことも大切です。



骨粗鬆症の病態については以上です。


最後までお読みいただきありがとうございました。


次回は骨粗鬆症の予防についてお話します。


お楽しみに!

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