インフルエンザが本格的に流行しています。
今回は、そのインフルエンザについてお話ししたいと思います。
インフルエンザの症状は主に
・ 38℃以上の高熱
・ 倦怠感
・ 関節痛、筋肉痛
・ 頭痛
・ 喉の痛み
・ 鼻水
・ くしゃみ
などがあります。風邪と似た症状のため注意が必要です。
インフルエンザの潜伏期間はおよそ1~2日で、その潜伏期間を含め、
発症後7日頃までは周りの人にうつしてしまう可能性があり、特に発症後3日間が最も感染力が高いと考えられております。
また、症状が出て3日目以降からは、インフルエンザのウイルスが体内で減り始めるので、
発症後48時間以内に検査を受けないと確実な診断ができないことがあります。
適切な治療、および感染拡大を防ぐため、「インフルエンザかも?」と感じたら早めの受診をお願いします。
インフルエンザに罹らないためには
インフルエンザワクチンの予防接種が最も有効です。
予防接種は、インフルエンザに罹りにくくする効果があり、
また、インフルエンザに罹っても重篤化するリスクを下げることができます。
インフルエンザの重篤な合併症として、
「インフルエンザ脳症」、「二次性細菌性肺炎」などがあります。
<インフルエンザ脳症>
インフルエンザによる発熱中に
意識障害やけいれん、嘔吐・頭痛・異常行動・言動などが現れ、
最悪の場合は脳障害の進行や多臓器不全をもたらすこともある命に係わる病気です。
小児などで特に注意が必要です。
<二次性細菌性肺炎>
生理機能の低下した高齢者などがインフルエンザウイルスに感染すると、
ウイルスにより気道粘膜や全身の抵抗力がさらに低下します。
抵抗力の低下によって、他の細菌にも感染しやすくなるため、二次的に細菌性の肺炎を発症します。
もし、インフルエンザに罹ってしまったら、
迷わず病院受診し、十分な睡眠と水分補給を心がけましょう。