2018.09.28

インフルエンザワクチンについて

こんにちは。薬剤科です。


今回は、10月から当院でも接種が始まる「インフルエンザワクチン」についてお話しようと思います。



まず一番最初に伝えておきたいこと、それは「インフルエンザワクチンはウイルスの感染を完全に防ぐものではない」ということです。
インフルエンザにはたくさんのタイプがあり、そのタイプと合致する免疫を自分が持っていないと感染してしまいます。
ワクチンは、世界保健機構(WHO)が毎年次に流行するであろうインフルエンザのタイプを検証していて、日本でもそれをもとに作られています。
ワクチンを接種したとしても、自分が感染したインフルエンザウイルスのタイプが異なれば、発症してしまう場合がある、ということです。
ではなぜ、ワクチンを接種したほうがいいのでしょうか。


誤解しないでいただきたいのですが、タイプが違ったら効果がない、ということはありません。
「予防効果は薄れてしまうが、50~60%程度は予防効果がある」と言われています。
また、高齢者や、循環器・呼吸器・腎臓などに疾患のある方・糖尿病など免疫の落ちやすい方などは、インフルエンザに罹患すると、もともとの疾患が悪化し、二次的な細菌感染を引き起こしやすくなり、入院したり亡くなってしまうリスクが高くなります。
インフルエンザワクチンは、そういった重症化・合併症の発症を予防する効果があります。


インフルエンザワクチンは「発症する確率を減らし、発症したとしても重症化するのを予防するワクチン」と言えますね。


≪接種の回数≫
生後6か月~13歳未満:2回(2~4週間空けて)
13歳以上:1回または2回(1~4週間空けて)


*2回接種するときは、3~4週間程度間隔を空けるほうが、より高い免疫効果が得られると言われています。
*13歳以上は2回接種することができますが、65歳以上の高齢者は1回接種で十分な効果が得られるという報告がありますし、65歳未満でも、近年インフルエンザに罹患していたり、前年に予防接種を受けていれば、やはり1回接種で十分であると考えられています。当院では原則1回を推奨しています。


≪接種時期と効果期間≫
インフルエンザの基本的な流行時期は12月~翌年3月頃。
ワクチン接種後の免疫の持続については大きく個人差がありますが、一般的には接種後1~2週間後に抗体が上がり始め、1か月後にピークに到達、3~4か月後に徐々に低下していきます。
つまり、予防効果が期待できるのは接種後2週間後~5か月後まで、ということになります。
逆算すると、10月~11月頃の接種がよいのではないでしょうか。
ちなみに、5か月程度で効果が薄まってしまうわけですから、「インフルエンザワクチンは毎年接種する必要がある」ということにもなりますね。


≪卵アレルギーがある人は慎重投与≫
インフルエンザワクチンは、有精卵で培養されたものを原材料として製造されています。
技術の進歩により高度に精製されてはいますが、ごく微量の鶏卵由来成分が残存し、これによるアレルギー症状が引き起こされることがまれにあります。
卵加工食品を食べても無症状な人では、重篤な副作用は報告されていませんが、卵アレルギーを持っている方は必ず医師に相談してください。


≪副作用≫
主な副作用は、局所の発赤・腫脹・疼痛、全身反応として、発熱・頭痛・倦怠感・吐き気・下痢・関節痛等がありますが、ほとんどは2~3日で消失します。
ごくまれに、ショック・アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難等)があり、ほとんどは接種後30分以内(まれに4時間以内)に起こることもあります。
気になる症状がありましたら、すぐに病院を受診してください。

0484213030

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