本日は、自己視触診についてお話しします。
乳がん検診は1年もしくは2年に1回の受診を勧めておりますが、
まれに検診を受けた直後に乳がんが発生してしまい、
次の年の検診で乳がんが進行した状態で発見されるという例があります。
乳がんが発生するタイミングは誰にもわからないため、
これを完全に防ぐ方法は残念ながら存在しません。
ただ、その可能性をできるだけ減らすため、
受診者様ご自身でやっていただく「自己視触診」があります。
方法は簡単です。
・ 両腕を上げ下げし、乳房にひきつれやくぼみ、ただれがないかチェックします。
・ 4本の指を揃えて、わきの下から乳房にかけて指全体で「の」の字を描きながら、
しこりや硬いところがないか確認します。
(1、2本の指でピンポイントに押すと、乳腺をしこりと間違えやすいので注意)
・ 乳房を軽くしぼり、乳頭から分泌液が出てこないか確認します。
入浴などの際に、この自己視触診を最低でも月1回はやっていただく事をお勧めします。
方法等、不明な点がございましたら、お気軽にお尋ねください。