リフィル処方箋
リフィル処方箋とは?
リフィルとは補充、詰め替え(refill)という意味です。
つまりリフィル処方箋とは、繰り返し使用できる処方箋という意味です。
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対象となる患者さま
主に慢性疾患などで「症状が安定している」患者さま
例)管理目標を達成している方、治療コントロール良好な方 -
リフィル処方箋で処方できないお薬
「投与量に限度が定められている医薬品及び湿布薬」
例)麻薬、向精神薬、湿布、新薬 -
リフィル処方箋の使用回数
同じ処方箋で上限は3回までお薬がもらえます。
医師の判断で「2回まで」となることがあります。 -
リフィル処方箋の使用期限と
薬を受け取れる期間1回目受付 通常の処方箋と同様、発効日を含めて4日間
2回目以降の受付 次回調剤予定日の前後7日以内
例:1回目の薬の受取日が4月1日で処方日数が28日の場合
次回調剤予定日:4月29日
2回目薬剤受け取り可能日:4月22日〜5月6日(調剤予定日前後、2週間)
注意事項
・リフィル処方箋を受け取っていても、気になる症状や体調変化がある場合には、医師の診察を受けることができます。
・保険調剤薬局の薬剤師は、患者さまの服薬状況などを確認し、リフィル処方箋による調剤が不適切と判断した場合は調剤を行えないことがあります。
・リフィル処方箋を出す薬局は1回目〜3回目まで同じ薬局で出すことが推奨されています。
リフィル処方箋のイメージ
医師が1回28日分の薬を
3回処方してよいと判断したケース
2022年4月から導入されたリフィル処方箋制度。
病院を受診する機会が減ることから今まで以上に薬局選びが重要となってきます。リフィル処方箋を上手に活用するには「身近で通いやすい薬局」「信頼できる薬剤師のいる薬局」を選ぶことがポイントです。処方箋は全国どちらの薬局でも受付可能です。
・オンライン服薬指導をしている
・在宅訪問をやっている
・健康サポート薬局
・◯◯専門薬剤師がいる
・カード払いできる
・Web受付している
・車に乗ったまま薬を受け取れる
(ドライブスルー薬局)
この機会に、自分に合う「かかりつけ薬局」を決めておきましょう!
メリット
●通院負担が減る(時間や通院費が減る)
●医療費の節約につながる
●感染症にかかるリスクが減る
●2回目以降の薬の受け取る日がある程度自由度がある(初回は、現行と同じく4日以内)
デメリット
●診察や検査を受ける機会が減る
●処方箋を保管しておかなければならない
●いつでも薬を受け取れるわけではない
●処方箋紛失した場合、自費での再発行、もしくは再受診が必要となる
Q.リフィル処方箋をなくしたら?
A. 1回もお薬をもらいに行っていない状態でリフィル処方箋をなくした場合
再受診・再発行となりますが、保険が適用できませんので、診察料・処方箋料など病院にかかる費用は全額自費で負担していただくことになります。
A. 1回目・2回目のお薬をもらった後に、リフィル処方箋をなくした場合
再発行はできません。再度受診していただく必要があります。
※紛失しないようにご注意ください。
Q.2回目以降の調剤予定日前後7日以内にいかなかったら?
A. 調剤の受付はできません。調剤可能な日より前に患者さまが来局した場合は、再来局を求められます。